【『隠された国』の女王】
デッキの概要
第一弾で登場した《『隠された国』の女王》を軸としたデッキ。
「攻撃時に参照する8枚のカードに被りがない事を要求する」効果から、デッキに投入するカードには出来るだけ被りがない必要がある。
▼攻撃時効果成功時の《『隠された国』の女王》自身のパワーと貫通力は類を見ない物であり、成功のためだけにデッキを形作る意味がある。
1枚のみ投入のカードが多く採用され、ハイランダー気味の構築になる関係上、多彩な方向のメタや様々なコンボが可能になる代わりに、デッキ構築の難易度は非常に高く、人によって様々なデッキレシピになるだろう。
《『隠された国』の女王》
【ユニット/人間】
レベル4/パワー1000
[▼攻撃時効果]:デッキの上から3枚を表向きにする。この効果で表向きにしたカードとあなたの場の全てのユニット、あなたのレベルゾーンの1番上のカード、墓地の1番上のカードの合計が8枚で、それらが全て異なる名称のカードなら、次の相手ターンの終わりまでこのユニットのパワーは+8000され、●効果を得る。この効果で表向きにしたカードは好きな順番でデッキの1番上に戻す。
●[▽勝利時効果]:相手に1ダメージを与える。(ユニット1体が●効果を1つ以上得ることはできない)
◆:あなたはカードを1枚ドローする。
デッキ構築について
前述した通り、ハイランダー気味なレシピになるため、その構築は結局のところ人それぞれになる。しかし、《『隠された国』の女王》自体と確実に相性の良いカードは存在するため、それらをここに記していく。
ユニット
- 《『隠された国』の女王》
このデッキのコンセプトとなるユニット。
構築の難易度を上げる代わりに、デッキに貫通力を与える。
このカードを1枚入れるか、2枚入れるか、3枚入れるかも人それぞれになっていくだろう。しかし複数枚入れるならば、以後に記すカードがほぼ必須になっていく。
- 《『隠された国』の女王》以外に場に並ぶユニットを確保できるユニット
《『隠された国』の女王》の攻撃時効果には場にユニットが自身を含めて3枚必要になるため、他の2枚ユニットを確保する必要がある。
普通に手札から2枚ユニットを出してもいいが、墓地等から回収して出した方が手札リソースの温存になる。
- 《吹きすさぶ大精霊》
精霊のレベル3ユニット。
手札からスペルかユニットを捨て、墓地から捨てたカードとは別種類のカードを回収する■召喚時効果を持つ。
スペルを捨てればユニットを回収する事ができる。
- 《大族長”アルヤト”》
亜人のレベル4ユニット。
墓地から効果を持たないユニットを1枚回収する召喚時効果と、墓地から効果を持たないユニットを2枚回収するウォール効果を持つ。
効果を持たないモンスターにウォールにダメージを与える勝利時効果を与える能力も、貫通力の高い《『隠された国』の女王》と相性が良いと言える。
- 《謎の剣豪》
人間のレベル4ユニット。
相手より自分のウォールが少なければ、墓地からレベルの合計が3になるまで人間ユニットを回収する■召喚時効果を持つ。
- 《死霊術師 ヴェイネス》
怪異のレベル4ユニット。
デッキの上から4枚のカードを墓地に送る事で、墓地からユニットを怪異扱いかつ常時効果を失った状態で召喚する■召喚時効果を持つ。
- 《邪悪なる死霊術師》
怪異のレベル2ユニット。
デッキの上から2枚のカードを墓地に送る事で、墓地から怪異ユニットを蘇生させる■召喚時効果を持つ。
- デッキの上から3枚を確定させ、場にモンスターを並べる事もできるユニット
- 《光臨せしカンナカムイ》
ドラゴンのレベル4ユニット。
墓地からデッキの上にレベル2以下のユニットを3枚戻さなければ召喚できない召喚条件と、墓地からレベル2以下のユニットかレベル3以下のドラゴンを召喚条件を無視して召喚する■召喚時効果を持つ。
召喚条件と■召喚時効果の両方が《『隠された国』の女王》と嚙み合っており、非常に相性が良い。
スペル
- 《徴用》、《連合》
レベル2のスペル。
共に、デッキの上から5枚を表にし、その中から1枚を条件に従って手札に加え、その後好きな順番に並び替える効果を持つ。
デッキの上から4枚以上を見て、好きに並び替える効果を持つカードは第三弾時点でこの2枚のみ。
他のデッキの上から3枚以下を並び替えるカードでは、《『隠された国』の女王》が場にいる状態で、《『隠された国』の女王》自身をデッキからもめくってしまった場合、リカバリーが効かない。
特に《連合》は種族がばらつきがちなこのデッキにおいて、特に相性が良い。
- 《鬼に金棒》
レベル2のスペル。
ゲーム中一度しか発動できないという条件を持つが、1枚投入が多い【『隠された国』の女王】でも特に問題はない。
戦術
序盤中盤終盤どういう流れで戦っていくかは、個人のデッキの構築次第だが、最終的には《『隠された国』の女王》の能力でゲームを終わらせることを狙っていく。
しかし、構築次第では【ライブラリアウト】相手にもゲームをコントロールして逆にライブラリアウトして勝つ事も可能。
是非、自分で考えた最強の【『隠された国』の女王】を練り上げていってほしい。
このデッキの弱点
デッキの構築の難易度が非常に高い事と、ゲーム中、次のドローが不確定な中、臨機応変なプレイングが求められる事。
デッキ自体の弱点は採用するカードによって変わるが、《『隠された国』の女王》自身の弱点は『攻撃時効果に失敗するとレベル1ユニットにも負ける最弱のユニットになる事』と《公正の司天 ザドキエル》。
《公正の司天 ザドキエル》の効果によって、《『隠された国』の女王》は勝利時効果を発動できなくなってしまう。