《テイラー海賊船》によって効果を得るユニットを使い、相手にドローさせたりデッキのカードを破壊したりしてライブラリアウトによる勝利を目指すデッキ。
《テイラー海賊船》 【スペル】 レベル4 [▲詠唱条件]:「テイラー海賊船」は1ターンに1度しか唱えられない。 [◇詠唱時効果]:あなたのレベルゾーンの1番上のカードを墓地へ置き、このカードをあなたのレベルゾーンに置く。 [□常時効果]:このスペルがあなたのレベルゾーンの1番上にある限り、あなたの場の「海賊団」と名の付くユニットのパワーは+1000される。
《海賊団-『常勝』のテイラー》 【ユニット/人間】 レベル4/パワー7000 [▲召喚条件]:あなたの場に「海賊団-『常勝』のテイラー」がいるなら、このユニットは召喚できない。 [□常時効果]:あなたのレベルゾーンの1番上のカードが「テイラー海賊船」なら、このユニットは●効果を得る。 ●[▽勝利時効果]:相手のデッキの上から1枚を墓地に送る。相手はカードを1枚ドローし、自身の手札を1枚選んで捨てる。(ユニット1体が●効果を1つ以上得ることはできない。) ◆:相手の場のレベル3以下のユニットを1体選び、破壊する。相手はカードを1枚ドローする。
《テイラー海賊船》を引かなければ何も出来ないデッキであるため、海賊団以外の採用カードはドローソースが多くなる。またターンを稼ぐことで勝利に近づくため、《防衛するモノリス》もほぼ必須となる。
序盤は《新米の兵士》《前線の重装兵》を使って壁を立てつつ《テイラー海賊船》を引き込もう。4ターン目に《テイラー海賊船》をレベルチェックして以降は《海賊団襲来!》《海賊団-『常勝』のテイラー》《海賊団-『弓引』のコルセール》《海賊団-『行師』のプランテ》の効果を使い、相手のダメージが自分に通る前にデッキを削りきろう。
性質上相手のウォールに攻撃せずに勝利できるため、単純なリソース面で有利になるだけでなく、《序列の二十七 ロノウェ》などウォールに干渉するカードがない限り相手はデッキ内の使えるカードが4枚減ることになる。デッキから墓地にカードを送る効果も多いため、墓地回収の手段が少ないデッキではさらに使えるカードが少なくなる。うまくいけば相手のデッキコンセプトが機能しなくなるほどであり、どんなデッキ相手にも勝つチャンスがあるといえよう。
また特殊な戦法である反面やること自体は単純なので、プレイングミスが起こりにくいという利点もある。
《テイラー海賊船》を引かないと海賊団ユニットが効果を持たないユニット同然となる。パワーも各レベルの基準となる値より低いため、相手の攻撃を受けることすら困難になる。
デッキの枠が海賊団とドローソースで埋まってしまうため十分に除去カードを採用するのが難しい。《獄回の司天 イスラフェル》で《海賊団襲来!》《海賊団-『常勝』のテイラー》《海賊団-『弓引』のコルセール》の効果が無効になると非常に対応に困る。またパワーが9000を超えるユニットの処理も困難。1~3枚程度確定除去を採用しておくとよいだろう。
第五弾までは相手がユニットを召喚しないと▽勝利時効果が発動できないため、ウォールにも攻撃しながら使う必要がありライブラリアウトの強みが活かされにくかった。第六段で《海賊団-『弓引』のコルセール》が登場したことでこの弱点が解消された。