【ユニット/水棲】 レベル1/パワー1000 ◎:このユニットが破壊されたとき、《任意》あなたはカードを1枚ドローする。 (《任意》は、その効果を発動しないことを選んでもよい)
カードを1枚ドローする◎効果を持つ。
パワーは最低値、効果も破壊時にドローとシンプルだが、テキストの短さとは裏腹に強力なユニット。
ユニットを召喚するということ自体が防御になるこのゲームでは、序盤から面を守る要員として召喚しやすい点、破壊された際に生じるディスアドバンテージを◎効果が打ち消してくれるため、召喚による損失を負いにくい点、レベル1であるため、序盤から召喚して相手のウォールに積極的に攻撃を仕掛けられることができる点、【水棲】や【ドラゴン】における▲召喚条件の損失を補填してくれる点など、活躍できる場面は書き切れないほど多岐に渡る。
効果の発動に対して種族等の条件を問わないため、デッキを選ばずに投入できる点も強力。
【水棲】ではこのカードがエンジンといっても過言ではない。《暴れ狂うサメ》、《古代海の首長竜》の召喚に際してこのカードを破壊し、ドローを行いながら相手ユニットの除去を狙うのが、水棲デッキの目指す動きとなる。
パワーを1000しか持たないのは、破壊されやすいためメリットとも言えるが、基本的にはデメリットだろう。ユニットとの戦闘に向かないのはもちろん、《最後の一撃》の1枚目の効果でさえ破壊されてしまう上、《素早いネコ》のバウンス効果を受けてしまうと、持ち前のドロー効果を発揮できない上、防御としての仕事も果たせない。また、自らこのカードを破壊する方法を持たないデッキに投入し、考えなしに召喚しても、正面にパワーの高いユニットを置かれて放置されてしまうと、その後のゲーム展開で不利になりうる点にも注意が必要。
大陸間を分かつ大海に降り注いだモノリスに人魚族が接触したのと、滅びたはずの古代の種族が観測されるようになったのは、ほぼ同じタイミングだったという。